“国”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
くに86.3%
こく6.0%
ごく2.6%
クニ1.7%
土佐0.9%
くうに0.4%
くん0.4%
ぐに0.4%
こに0.4%
みくに0.4%
ホーム0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたしは新羅しらぎくにからはるばるわたって天日矛命あまのひぼこのみことというものです。どうぞこのくにの中で、わたしの土地とちしていただきたい。」
赤い玉 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
は一こく友人ゆうじん送別会席上そうべつかいせきぜう見知みしりになつたR国人こくじんであつたので、わたしはいさゝか心強こゝろつよかんじて、みちびかるゝまゝにおくとほつた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
「三ごく一の嫁御よめごというこった。あんな器量きりょうよしは、まあ、かねのわらじをはいて、さがしても、ほかには二人ふたりとないというはなしだ。」
赤いガラスの宮殿 (新字新仮名) / 小川未明(著)
三神分治の神話は、世界を分って、或は天と地とし、或は天地とクニとし、或は高天原と夜之食国ヨルノオスクニ滄海原アオウナバラとす。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
女の天下の為ニ土佐を出と云わけにハまいらぬものゆへ、ぜひ兄さんの○しつぽんしたれバお家にかゝり申候あいだ、私しの御国にかへるまで死でも御まち可成候。
一方で『地球の上に国というくうには』何とか歌うと、女生みんなが扇を持ってったりしゃがんだりぐるり回ったりしとるから、踊りの温習さらいかと思ったら、あれが体操さ! あはははは
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
くんちゃんはあたしとおみき徳久利どっくりのように、長唄のおつきあいざらいにお師匠さんに連れてかれた少女ひとだから、そのうちに書かなければならない。
大隅おほすみは山のぐに冬がれし山のいただき朝日さすなり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
ヒエじつこにというたところで、えまになって帰りましたところが、親戚めよりもなし、びつに何う仕ようという目途みあてもないものですから願わくば此の繁盛さかる御府内でまア生涯朽果こちはてれば、おまえ物を
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なんじみくにを来らせ給へ、御心の天に成る如く地にも成らせ給へ。
工場の窓より (新字旧仮名) / 葉山嘉樹(著)
ホームに帰ったら手紙をよこしなといって、アドレスを僕の手帳に書いた兵隊もあるが、ハッピイはそんなことはしていない。