“大隅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおすみ83.3%
おほすみ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
筑前ちくぜん筑後ちくご肥前ひぜん肥後ひご豊前ぶぜん豊後ぶんご日向ひゅうが大隅おおすみ薩摩さつまの九ヵ国。それに壱岐いき対馬つしまが加わります。昔は「筑紫ちくししま」と呼びました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
宝永五年の夏のおわりごろ、大隅おおすみの国の屋久島やくしまから三里ばかりへだてた海の上に、目なれぬ船の大きいのが一隻うかんでいるのを、漁夫たちが見つけた。
地球図 (新字新仮名) / 太宰治(著)
通稱は佐々木信綱さんに問ふに、大隅おほすみであつたさうであるが、此年の武鑑御弦師おんつるしもとには、五十俵白銀しろかね一丁目岸本能聲と云ふ人があるのみで、大隅の名は見えない。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
かくて櫻島さくらじま毎回まいかい多量たりよう鎔岩ようがんすのでしまおほきさも次第しだいしてくが、今回こんかい東側ひがしがは鎔岩ようがんつひ瀬戸海峽せとかいきよううづめ、櫻島さくらじまをして大隅おほすみ一半島いちはんとうたらしめるにいたつた。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)