“此時”の読み方と例文
読み方割合
このとき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そらくもくした! うすかげうへを、うみうへう、たちままたあかるくなる、此時このときぼくけつして自分じぶん不幸ふしあはせをとことはおもはなかつた。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
此時このとき座敷の隅を曲って右隣の方に、座蒲団ざぶとんが二つ程あいていた、その先の分の座蒲団の上へ、さっきの踊記者が来て胡坐あぐらをかいた。
花吹雪 (新字新仮名) / 太宰治(著)
此時このときいへいて、おほきなさら歩兵ほへいあたまうへ眞直まつすぐに、それからはなさきかすつて、背後うしろにあつた一ぽんあたつて粉々こな/″\こわれました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)