“眞直”のいろいろな読み方と例文
新字:真直
読み方割合
まつすぐ80.6%
まつす9.7%
ますぐ3.2%
まっすぐ3.2%
まつしぐら3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかなほこれは眞直まつすぐ眞四角ましかくきつたもので、およそかゝかく材木ざいもくようといふには、そまが八にん五日いつかあまりもかゝらねばならぬとく。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
椅子いすりるとき、身體からだ眞直まつすぐになつたので、視線しせん位置ゐち天井てんじやうから不圖ふと庭先にはさきうつつたら、其所そこにあつたたかさ五しやくもあらうとおほきな鉢栽はちうゑまつ宗助そうすけ這入はいつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
一人ひとりも敢て坐に着かず、眞直ますぐに立ちて評定の
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
ローザラインのほしのやうな眼附まみつき、あの高々たか/″\としたひたひ、あの眞紅まっくれなゐくちびる、あの可憐かはゆらしいあし、あの眞直まっすぐすね、あのぶる/\とふるへる太股ふともゝ乃至ないしその近邊ちかまにある處々ところ/″\けていのりまするぞ。
車輪を洗ふ許りにひた々と波の寄せてゐる神威古潭かむゐこたんの海岸を過ぎると、錢凾驛に着く。汽車はそれから眞直まつしぐらに石狩の平原に進んだ。
札幌 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)