“大空”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおぞら70.0%
おほぞら19.2%
おほそら5.8%
たいくう4.2%
おおそら0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、大空おおぞらからもれるはるひかりけていましたが、いつまでもひとところに、いっしょにいられるうえではなかったのです。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いま餘波なごりさへもないそのこひあぢつけうために! そなた溜息ためいきはまだ大空おほぞら湯氣ゆげ立昇たちのぼり、そなた先頃さきごろ呻吟聲うなりごゑはまだこのおいみゝってゐる。
はかなきゆめこゝろくるひてより、お美尾みをありれにもあらず、人目ひとめければなみだそでをおしひたし、れをふるとけれども大空おほそらものおもはれて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
無限上に徹する大空たいくうを鋳固めて、打てば音ある五尺のうちし集めたるを——シャロットの女は夜ごと日ごとに見る。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その上の方には沈黙した大空おおそらの冷やかな輝きがある。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)