“天空”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんくう70.0%
そら25.0%
てんじやう5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その代り一本の茶褐色ちゃかっしょくの煙がすーっと立ちのぼり、轟々ごうごうたる音をたてて天空てんくうはるかに舞いあがっていく。その有様は、竜巻たつまきの如くであった。
天空そらには星影ほしかげてん、二てんた三てんかぜしてなみくろく、ふね秒一秒べういちべうと、阿鼻叫喚あびけうくわんひゞきせて、印度洋インドやう海底かいていしづんでくのである。
その折々の空に従つて私は色紙製の星形を箱からとり出して、これを天空てんじやうにピンで止めて、サソリ座も獅子座も鯨座も難なく現出させてゐた。