“養(やう)” の例文
承(うけた)まはり候へば此廓(このさと)の火宅を今日しも御放(おはな)れ候て凉(すゞ)しき方へ御根引(おねびき)の花(はな)珍敷(めづらしき)新枕(にひまくら)御羨敷(おうらやましき)は物かは殊(こと)に殿には木(き)そもじ樣は土(つち)陰陽(いんやう)を起し陽(やう)は養(やう)にして一生(しやう)養(やしな)ふを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
〔譯〕凡そ生物は皆養(やう)を資(と)る。天生じて地之を養(やしな)ふ。人は則ち地の氣の精英(せいえい)なり。吾れ靜坐して以て氣を養ひ、動行(どうかう)して以て體を養ひ、氣と體と相資(と)つて以て此の生を養はんと欲す。
もよく養(やう)育しけるが米屋市郎左衞門が伯母(をば)の殺されたる霜月(しもつき)十七日の夜麻布邊へ客(きやく)を乘行(のせゆき)大(おほ)いに遲(おそ)くなりて丑刻(やつどき)ごろ福井町の我が家へ歸り來るに誰やらん天水桶(てんすゐをけ)にて物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)