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願望
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のぞみ
ふりがな文庫
“
願望
(
のぞみ
)” の例文
すわや
願望
(
のぞみ
)
のかなうともかなわざるとも定まる時ぞと
魯鈍
(
おろか
)
の男も胸を騒がせ、導かるるまま随いて
一室
(
ひとま
)
の
中
(
うち
)
へずっと入る
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
年は十九だそうだが、手紙の文句から
推
(
お
)
して、その表情の巧みなのは驚くべきほどで、いかなることがあっても先生の門下生になって、一生文学に従事したいとの切なる
願望
(
のぞみ
)
。
蒲団
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
オスカア・ワイルドは亜米利加の
婦人達
(
をんなだち
)
は死んで天国へ昇るよりか、
巴里
(
パリー
)
へ生れ代るのが
願望
(
のぞみ
)
らしいと言つたが、上田博士は巴里と東京とが大好きで、瑠璃子さんを教育するにも
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ましてこの鼠の、恩のためとはいひながら、自ら死して
天麩羅
(
てんぷら
)
の、辛き思ひをなさんとは、
実
(
まこと
)
に得がたき阿駒が忠節、
賞
(
ほ
)
むるになほ言葉なし。……とまれ
他
(
かれ
)
が
願望
(
のぞみ
)
に任せ、無残なれども油に揚げ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
物にしろ
願望
(
のぞみ
)
にしろわたしから取ったものはない
心のゆくところ(一幕)
(新字新仮名)
/
ウィリアム・バトラー・イエイツ
(著)
▼ もっと見る
潔白の
我
(
わが
)
心中を
忖
(
はか
)
る事出来ぬ
爺
(
じい
)
めが
要
(
いら
)
ざる
粋立
(
すいだて
)
馬鹿
(
ばか
)
々々し、一生に一つ
珠運
(
しゅうん
)
が作意の新仏体を刻まんとする程の
願望
(
のぞみ
)
ある身の、何として今から妻など
持
(
もつ
)
べき
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
水仕女
(
みずしめ
)
なりともして一生
御傍
(
おそば
)
に居られさいすれば
願望
(
のぞみ
)
は足る者を余計な世話、我からでも言わせたるように
聞取
(
ききと
)
られて
疎
(
うと
)
まれなば取り返しのならぬ
暁
(
あかつき
)
、辰は何になって何に終るべきと
悲
(
かなし
)
み
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
素破
(
すは
)
や
願望
(
のぞみ
)
の叶ふとも叶はざるとも定まる時ぞと
魯鈍
(
おろか
)
の男も胸を騒がせ、導かるゝまゝ随ひて一室の中へずつと入る、途端に此方をぎろりつと見る眼鋭く怒を含むで斜に睨むは思ひがけなき源太にて
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“願望”の意味
《名詞》
願 望(がんぼう)
願い望むこと。
(出典:Wiktionary)
願
常用漢字
小4
部首:⾴
19画
望
常用漢字
小4
部首:⽉
11画
“願”で始まる語句
願
願掛
願文
願書
願人坊主
願人
願上候
願事
願山
願出