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青褪
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あをざ
ふりがな文庫
“
青褪
(
あをざ
)” の例文
君子
(
きみこ
)
が
不審
(
いぶか
)
しさに
母親
(
はゝおや
)
の
容子
(
ようす
)
に
目
(
め
)
をとゞめた
時
(
とき
)
、
彼女
(
かのぢよ
)
は
亡夫
(
ばうふ
)
の
寫眞
(
しやしん
)
の
前
(
まへ
)
に
首
(
くび
)
を
垂
(
た
)
れて、
靜
(
しづ
)
かに、
顏色
(
かほいろ
)
青褪
(
あをざ
)
めて、
身
(
み
)
じろぎもせず
目
(
め
)
をつぶつてゐた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
新聞社と雑誌社から頼まれて夜分遅くまで投書の和歌を添削する所から其の安眠不足などの
所為
(
せゐ
)
で、近年
滅切
(
めつき
)
り
身体
(
からだ
)
が痩せこけて顔色も
青褪
(
あをざ
)
めて居る。
執達吏
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
ピタリと指したのは、捨吉の
青褪
(
あをざ
)
めた顏です。
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
和上の
傷
(
きづ
)
は
二月
(
ふたつき
)
で癒えたが、其の
傷痕
(
きづあと
)
を一目見て
鎌首
(
かまくび
)
を上げた
蛇
(
へび
)
の様だと身を
慄
(
ふる
)
はせたのは、
青褪
(
あをざ
)
めた
顔色
(
かほいろ
)
の奥方ばかりでは無かつた。其頃
在所
(
ざいしよ
)
の
子守唄
(
こもりうた
)
に斯う云ふのが
流行
(
はや
)
つた。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
青
常用漢字
小1
部首:⾭
8画
褪
漢検1級
部首:⾐
15画
“青”で始まる語句
青
青年
青々
青苔
青柳
青葉
青梅
青山
青白
青銅