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難
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がて
ふりがな文庫
“
難
(
がて
)” の例文
塵埃
(
ほこり
)
が
積
(
たか
)
る時分にゃあ掘出し
気
(
ぎ
)
のある
半可通
(
はんかつう
)
が、時代のついてるところが有り
難
(
がて
)
えなんてえんで買って行くか知れねえ、ハハハ。
白丁
(
はくちょう
)
奴
(
め
)
軽くなったナ。
貧乏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
値切
(
ねぎり
)
もしずに佐野まで
極
(
き
)
め、其の上五十銭の祝儀もくれ、酒を呑ませ飯まで喰わせると云うから、
有
(
あ
)
り
難
(
がて
)
い旦那だと思ったが、
唯
(
たゞ
)
の人と違い、
死人
(
しびと
)
じゃ
往
(
ゆ
)
けねえが
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
なお
此処
(
ここ
)
に、「
富人
(
とみびと
)
の
家
(
いへ
)
の
子等
(
こども
)
の着る
身無
(
みな
)
み
腐
(
くた
)
し棄つらむ絹綿らはも」(巻五・九〇〇)、「
麁妙
(
あらたへ
)
の
布衣
(
ぬのぎぬ
)
をだに着せ
難
(
がて
)
に斯くや歎かむ
為
(
せ
)
むすべを無み」(同・九〇一)という歌もあるが
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
なお此歌の処に、「宇治河は
淀瀬
(
よどせ
)
無からし
網代人
(
あじろびと
)
舟呼ばふ声をちこち聞ゆ」(巻七・一一三五)、「
千早人
(
ちはやびと
)
宇治川浪を清みかも
旅
(
たび
)
行
(
ゆ
)
く人の立ち
難
(
がて
)
にする」(同・一一三九)等の歌もある。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
“難”の意味
《名詞》
(ナン)災難。
(ナン)欠点、難点。
(出典:Wiktionary)
難
常用漢字
小6
部首:⾫
18画
“難”を含む語句
難有
困難
有難
気難
災難
難波津
難波
非難
患難
難渋
難所
危難
為難
艱難
苦難
難波江
出難
事難
出来難
小難
...