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鋸
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ひ
ふりがな文庫
“
鋸
(
ひ
)” の例文
土蔵の
海鼠壁
(
なまこかべ
)
を掘って、土台上を厳重に固めた、栗の角材を
鋸
(
ひ
)
き切った仕事は、宵の花火騒ぎにでも紛れなければ出来ないことです。
銭形平次捕物控:041 三千両異変
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
天の探女姫を縄にて縛りたり、夫婦驚きてこれを援け天の探女を縛り、
此女
(
こやつ
)
薄
(
すすき
)
の葉にて
鋸
(
ひ
)
かんとて薄の葉にて鋸きて切り殺しぬ
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
それで、足の鉄鎖を
鋸
(
ひ
)
き割り得た時、最初の考えは、今や踊り得るということである。そして
鋸
(
のこぎり
)
を bastringue(居酒屋の一種の踊り)と呼んでいる。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
日
(
ひ
)
に
一萬三千人
(
いちまんさんぜんにん
)
の
首
(
くび
)
を
刎
(
は
)
ねたりと
呼
(
よ
)
ばるゝ、
世
(
よ
)
にも
恐
(
おそ
)
るべき
斬頭刄
(
ギラチン
)
の
形
(
かたち
)
に
髣髴
(
ほうふつ
)
たる、
八個
(
はつこ
)
の
鋭利
(
えいり
)
なる
自轉伐木鉞
(
じてんばつもくふ
)
との
仕掛
(
しか
)
けにて、
行道
(
ゆくて
)
に
塞
(
ふさ
)
がる
巨木
(
きよぼく
)
は
幹
(
みき
)
より
鋸
(
ひ
)
き
倒
(
たほ
)
し
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
新しい木肌をさらして、暖かい日をいっぱいにあびて、
角
(
かく
)
に
鋸
(
ひ
)
いた材木がずらっと並んでいる。
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
雨あがりの
空地
(
あきち
)
にでて木を
鋸
(
ひ
)
きながらうたひだした
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
“鋸”の意味
《名詞》
(のこぎり) 木や板を切るのに用いる、片刃または両刃の刃物。
(出典:Wiktionary)
“鋸”の解説
鋸(のこぎり、のこ)は、金属板に多くの刃(歯・目)をつけた切断用の工具。
(出典:Wikipedia)
鋸
漢検準1級
部首:⾦
16画
“鋸”を含む語句
鋸屑
大鋸
鋸歯
円鋸
鋸挽
散目鋸
鋸引
大鋸屑
鋸目
丸鋸
鋸草
鋸葉
鋸齒状
鋸岩
鋸屋
巨鋸屑
旋廻圓鋸機
鋸山
鋸歯状
鋸型
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