“丸鋸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まるのこ75.0%
まるのこぎり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うっとりとした晩春の空気を驚かして西隣に在る製板所の丸鋸まるのこが、けたたましい音を立てて材木をじり始めた。
晩春 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
いくらか似た音を求めれば、製材所の丸鋸まるのこで材木を引き割るあの音ぐらいなものであろう。
映画雑感(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
太い柱の中央に、巨大な一個の丸鋸まるのこぎりが、シューッ、シューッと廻っている。数人の木地師がその前にいて、一本の材木をささえている。とその先が丸鋸に触れた。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)