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遺産
ふりがな文庫
“遺産”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いさん
62.5%
ゐさん
37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いさん
(逆引き)
ねえ、そうなれば、だんなはきっと、わたしを
遺産
(
いさん
)
に分けてもらったのを、お喜びなさるにちがいありません。
猫吉親方:またの名 長ぐつをはいた猫
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
ドビュッシーの音楽には伝統的形式や、支配的な
均衡
(
シンメトリー
)
は一つもない。彼はあらゆる音楽上の
遺産
(
いさん
)
を
取除
(
とりの
)
けて、全く自由に
振舞
(
ふるま
)
わなければ承知しなかったのである。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
遺産(いさん)の例文をもっと
(5作品)
見る
ゐさん
(逆引き)
といふのは、
少
(
せう
)
年
時
(
じ
)
代に両
親
(
しん
)
に
死
(
し
)
に
別
(
わか
)
れた一人つ子の青木さんは、
僅
(
わづ
)
かなその
遺産
(
ゐさん
)
でどうにか
修学
(
しうがく
)
だけは
済
(
す
)
ましたものの、全く
無財産
(
むざいさん
)
の
身
(
み
)
の上だつた。
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
晉
(
しん
)
の
石崇
(
せきそう
)
は
字
(
あざな
)
を
季倫
(
きりん
)
と
云
(
い
)
ふ。
季倫
(
きりん
)
の
父
(
ちゝ
)
石苞
(
せきはう
)
、
位
(
くらゐ
)
已
(
すで
)
に
司徒
(
しと
)
にして、
其
(
そ
)
の
死
(
し
)
せんとする
時
(
とき
)
、
遺産
(
ゐさん
)
を
頒
(
わか
)
ちて
諸子
(
しよし
)
に
與
(
あた
)
ふ。たゞ
石崇
(
せきそう
)
には
一物
(
いちもつ
)
をのこさずして
云
(
い
)
ふ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
遺産(ゐさん)の例文をもっと
(3作品)
見る
“遺産”の意味
《名詞》
遺 産 (いさん)
死んだ人が遺した財産。
過去の時代の人々が遺した有形や無形の産物。
(出典:Wiktionary)
“遺産”の解説
遺産(いさん)とは、
死後に遺(のこ)した財産。人が死亡時に所有していた財産。所有権や債権だけでなく、負債も含む。
(比喩)先人たちが遺した有形・無形のものごと。「文化遺産」「世界遺産」など。先人たちが遺した悪しきものごとは「負の遺産」などと形容することがある。
(出典:Wikipedia)
遺
常用漢字
小6
部首:⾡
15画
産
常用漢字
小4
部首:⽣
11画
“遺”で始まる語句
遺
遺憾
遺骸
遺書
遺物
遺言
遺恨
遺品
遺跡
遺漏
“遺産”のふりがなが多い著者
エクトール・アンリ・マロ
野村あらえびす
シャルル・ペロー
新渡戸稲造
南部修太郎
泉鏡太郎
野村胡堂
泉鏡花