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いさん
ふりがな文庫
“
遺産
(
いさん
)” の例文
ねえ、そうなれば、だんなはきっと、わたしを
遺産
(
いさん
)
に分けてもらったのを、お喜びなさるにちがいありません。
猫吉親方:またの名 長ぐつをはいた猫
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
ドビュッシーの音楽には伝統的形式や、支配的な
均衡
(
シンメトリー
)
は一つもない。彼はあらゆる音楽上の
遺産
(
いさん
)
を
取除
(
とりの
)
けて、全く自由に
振舞
(
ふるま
)
わなければ承知しなかったのである。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
財産の
監理権
(
かんりけん
)
あるいは
遺産
(
いさん
)
に関する条文を説いたに対して、この紳士が答えて長文を寄せた。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
「おじさんから
遺産
(
いさん
)
をもらったくせに、けちな男だなあ」
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
一万両の
遺産
(
いさん
)
を手に入れて、松前屋はふたたび店を開きました。若い美しい女房、それはお君だった事は言うまでもありません。気の毒な事に、その
婿
(
むこ
)
は八五郎ではなかったようです。
銭形平次捕物控:282 密室
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
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生
(
う
)
まるるときは
産婆
(
さんば
)
に手数料を払い、死すときは
葬儀屋
(
そうぎや
)
に
桶代
(
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(
いさん
)
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譲
(
ゆず
)
れば
租税
(
そぜい
)
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済
(
す
)
まさるべきものかある。ただ自然の美のみは
価
(
あたい
)
なしに得らるる
恩恵
(
おんけい
)
である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“遺産”の意味
《名詞》
遺 産 (いさん)
死んだ人が遺した財産。
過去の時代の人々が遺した有形や無形の産物。
(出典:Wiktionary)
“遺産”の解説
遺産(いさん)とは、
死後に遺(のこ)した財産。人が死亡時に所有していた財産。所有権や債権だけでなく、負債も含む。
(比喩)先人たちが遺した有形・無形のものごと。「文化遺産」「世界遺産」など。先人たちが遺した悪しきものごとは「負の遺産」などと形容することがある。
(出典:Wikipedia)
遺
常用漢字
小6
部首:⾡
15画
産
常用漢字
小4
部首:⽣
11画
“遺”で始まる語句
遺
遺憾
遺骸
遺書
遺物
遺言
遺恨
遺品
遺跡
遺漏