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遺産
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ゐさん
ふりがな文庫
“
遺産
(
ゐさん
)” の例文
といふのは、
少
(
せう
)
年
時
(
じ
)
代に両
親
(
しん
)
に
死
(
し
)
に
別
(
わか
)
れた一人つ子の青木さんは、
僅
(
わづ
)
かなその
遺産
(
ゐさん
)
でどうにか
修学
(
しうがく
)
だけは
済
(
す
)
ましたものの、全く
無財産
(
むざいさん
)
の
身
(
み
)
の上だつた。
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
晉
(
しん
)
の
石崇
(
せきそう
)
は
字
(
あざな
)
を
季倫
(
きりん
)
と
云
(
い
)
ふ。
季倫
(
きりん
)
の
父
(
ちゝ
)
石苞
(
せきはう
)
、
位
(
くらゐ
)
已
(
すで
)
に
司徒
(
しと
)
にして、
其
(
そ
)
の
死
(
し
)
せんとする
時
(
とき
)
、
遺産
(
ゐさん
)
を
頒
(
わか
)
ちて
諸子
(
しよし
)
に
與
(
あた
)
ふ。たゞ
石崇
(
せきそう
)
には
一物
(
いちもつ
)
をのこさずして
云
(
い
)
ふ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一萬兩の
遺産
(
ゐさん
)
を手に入れて、松前屋は再び店を開きました。若い美しい女房、それはお君だつた事は言ふ迄もありません。氣の毒な事に、その婿は八五郎では無かつたやうです。
銭形平次捕物控:282 密室
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“遺産”の意味
《名詞》
遺 産 (いさん)
死んだ人が遺した財産。
過去の時代の人々が遺した有形や無形の産物。
(出典:Wiktionary)
“遺産”の解説
遺産(いさん)とは、
死後に遺(のこ)した財産。人が死亡時に所有していた財産。所有権や債権だけでなく、負債も含む。
(比喩)先人たちが遺した有形・無形のものごと。「文化遺産」「世界遺産」など。先人たちが遺した悪しきものごとは「負の遺産」などと形容することがある。
(出典:Wikipedia)
遺
常用漢字
小6
部首:⾡
15画
産
常用漢字
小4
部首:⽣
11画
“遺”で始まる語句
遺
遺憾
遺骸
遺書
遺物
遺言
遺恨
遺品
遺跡
遺漏