すゝん)” の例文
此差このさおよそ二年半餘はんあまりにして一月ばかりなるゆゑ、其時そのときいた閏月しゆんげつき十三ヶ月を一年となし、地球ちきうすゝんもとところ行付ゆきつくまつなり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
私は断然之を打ち消したのです、梅子さんも御自分で是れならばと信じなさる男子ひとを得なすツたならば、すゝんで御約束もなさらうし、又たひても御勧め申すけれど
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
また此短針このたんしんと十とのあひだ半過なかばすぎて十はう近寄ちかより、長針ちやうしんすゝんで八ところきたればこれを十まへ二十分時ぶんじと云ふ。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)