はひ)” の例文
おのれ一人ひろゝみのかしらよりかぶりり(ひろゝは山にある艸の名也、みのに作れば稿よりかろし、猟師常にこれを用ふ)穴にそろ/\とはひ入り
くらし居たりしが如何なるえんか其後家ごけの處へ兄清兵衞がはひこみそれより辛抱しんばうして段々とかせぎ出し夫に又女房が勿々なか/\針仕事はりしごとよくこゝ彼處かしこにて頼まれ夫婦にてかせぎしかばたちまち三四年のあひだに金が出來て普請ふしん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)