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踏
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ふむ
従ってこの集の中には「
鋸屑は
移徙の夜の蚊遣かな 正秀」とか、「
踏人もなきや
階子の夏の月 臥高」とか、「
上塗も乾や床の夏羽織 探芝」
夢か
現かや是も
矢張小西屋が破談に成た故で有うあゝ悦ばし嬉しとて手の
舞足の
踏所も知ざるまでに
打喜び夫では
晩に待てゐるから
急度で有るよと念を
雪竿といへば越後の
事として
俳句にも見えたれど、此国に於て高田の外
无用の雪
竿を
建る
処昔はしらず今はなし。
風雅をもつて我国に
遊ぶ人、雪中を
避て三
夏の
頃此地を
踏ゆゑ、
越路の雪をしらず。