トップ
>
誥
>
つ
ふりがな文庫
“
誥
(
つ
)” の例文
別ち得ばよし、別ち得ずんば国王よく聞け、汝を亡ぼし、汝の国をも我が
神力
(
じんりき
)
もて滅すべし、
七日
(
なぬか
)
の間にこの棄老をば
殄
(
ほろ
)
ぼすべきぞ、と厳然として
誥
(
つ
)
げければ、王は大きに驚き
畏
(
おそ
)
れ
印度の古話
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
孃
(
ぢやう
)
さまは
夫
(
それ
)
ほどまでに
雪三
(
せつざう
)
を
力
(
ちから
)
と
覺
(
おぼ
)
しめしてか、それとも一
時
(
じ
)
のお
戯
(
たはむ
)
れか、
御本心
(
ごほんしん
)
仰
(
おほ
)
せ
聞
(
き
)
けられたしと
問
(
と
)
ひ
誥
(
つ
)
むるを、
糸子
(
いとこ
)
ホヽと
笑
(
わら
)
ひて
松野
(
まつの
)
が
膝
(
ひざ
)
に
輕
(
かる
)
く
手
(
て
)
を
置
(
お
)
きつ、
戯
(
たは
)
むれかとは
問
(
と
)
ふ
丈
(
だけ
)
も
淺
(
あさ
)
し
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
朝家に
酷
(
むご
)
く
祟
(
たゝり
)
をなして天が下をば掻き乱さむ、と御勢ひ凛〻しく
誥
(
つ
)
げたまふにぞ、西行あまりの御あさましさに、滝と流るゝ熱き涙をきつと抑へて、恐る
惶
(
おそ
)
るいさゝか
首
(
かうべ
)
を
擡
(
もた
)
げゝる。
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
是
(
かく
)
の如きの論を為せるの後二十余年にして、一朝
簒奪
(
さんだつ
)
の君に面し、其の天下に
誥
(
つ
)
ぐるの
詔
(
みことのり
)
を草せんことを
逼
(
せま
)
らる。
嗚呼
(
ああ
)
、運命
遭逢
(
そうほう
)
も
亦
(
また
)
奇なりというべし。孝孺又
嘗
(
かつ
)
て筆の銘を
為
(
つく
)
る。曰く
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
誥
漢検1級
部首:⾔
14画
“誥”を含む語句
雄誥
官誥
知制誥
茂誥大輔
訓誥