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詐偽
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さぎ
ふりがな文庫
“
詐偽
(
さぎ
)” の例文
旧字:
詐僞
どうかすると小刀で
衝
(
つ
)
く。
窃盗
(
せっとう
)
をする。
詐偽
(
さぎ
)
をする。強盗もする。そのくせなかなかよい奴であった。女房にはひどく可哀がられていた。
破落戸の昇天
(新字新仮名)
/
フェレンツ・モルナール
(著)
よしや幻想に欺かるゝ事ありとも、二人が間には一点の
詐偽
(
さぎ
)
なく、一粒の疑念なし、二にして一、一にして二、斯の如く相抱て水に投ず。
「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
さすれば、雑司ヶ谷のかの女は、その老爺と
諜
(
しめ
)
し合せて、狐のたくらみごとで十金の
詐偽
(
さぎ
)
。貴公より十金誑し取ったに決った。
狐
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
彼は
詐偽
(
さぎ
)
の前科をもっていた。彼等は財産横領及び不法監禁の罪名の下に令状を執行されて、それ/″\処決された。
緑衣の女
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
慈善の名を借りて
詐偽
(
さぎ
)
を働らき、インスピレーションと号して逆上をうれしがる者がある以上はベースボールなる遊戯の
下
(
もと
)
に戦争をなさんとも限らない。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
嘘を
吐
(
つ
)
けい、誰じゃと思うか、ああ。貴公目下のこの行為は、公の目から見ると
拐帯
(
かどわかし
)
じゃよ、
詐偽
(
さぎ
)
じゃな。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
四幕目は又前のヹルサイユ宮廷の劇場の楽屋で、右手に舞台を
半
(
なかば
)
据ゑ、
扉
(
と
)
の
開閉
(
あけたて
)
に今演じて居るモリエエルの作の「
詐偽
(
さぎ
)
漢」の舞台の人物が見える仕掛に成つて居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
天下の人皆
財
(
ざい
)
を
貪
(
むさぼ
)
るその中に居て独り
寡慾
(
かよく
)
なるが如き、
詐偽
(
さぎ
)
の行わるる社会に独り正直なるが如き、軽薄無情の浮世に独り
深切
(
しんせつ
)
なるが如き、いずれも皆抜群の
嗜
(
たしな
)
みにして
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
彼等ガ虚言ヲ吐キ、
詐偽
(
さぎ
)
ヲ働クガ如キハ
嘗
(
かつ
)
テ聞カザル所ニシテ、人ニ向ツテハ極メテ親切ナリ。且ツ、名誉ヲ重ンズルノ念強クシテ、時トシテハ殆ド名誉ノ奴隷タルガ如キ観アリ
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ドリスの方は折々人に顔を見せないと、人がどうしたかと思って、疑って
穿鑿
(
せんさく
)
をし始めようものなら、どんなまずい事になるかも知れない。
詐偽
(
さぎ
)
の全体が発覚すまいものでもない。
世界漫遊
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ユリウス・ダビット
(著)
「
釣魚
(
つり
)
って奴は一寸
詐偽
(
さぎ
)
に似ていますな」
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
他の時代には見られぬ
詐偽
(
さぎ
)
商人です。
江戸か東京か
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
ただその心中に
謂
(
おもえ
)
らく、内行の不取締、醜といわるれば醜なれども、
詐偽
(
さぎ
)
・
破廉恥
(
はれんち
)
にはあらず、また我が一身の有様は
自
(
おの
)
ずから人に語るべからざる都合もあることなるに
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
世を
憚
(
はばか
)
る監視中の顔をあてて、
匍匐
(
はらばい
)
になって見ていた、
窃盗
(
せっとう
)
、万引、
詐偽
(
さぎ
)
もその時
二十
(
はたち
)
までに
数
(
すう
)
を知らず、ちょうど先月までくらい込んでいた、巣鴨が十たび目だという
凄
(
すご
)
い女
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“詐偽”の意味
《名詞》
真実でないこと。偽り。
(出典:Wiktionary)
詐
常用漢字
中学
部首:⾔
12画
偽
常用漢字
中学
部首:⼈
11画
“詐偽”で始まる語句
詐偽師