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被害者
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ひがいしや
ふりがな文庫
“
被害者
(
ひがいしや
)” の例文
熱
(
あつ
)
い
茶
(
ちや
)
が
漸
(
やうや
)
く
内儀
(
かみ
)
さんの
前
(
まへ
)
に
汲
(
く
)
まれた。
被害者
(
ひがいしや
)
は
老父
(
ぢいさん
)
と
座敷
(
ざしき
)
の
隅
(
すみ
)
で
先刻
(
さつき
)
からこそ/\と
噺
(
はなし
)
をして
居
(
ゐ
)
る。さうして
更
(
さら
)
に
老母
(
ばあさん
)
を
喚
(
よ
)
んだ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
三人目の
被害者
(
ひがいしや
)
金之助の死骸は、二階の金之助の部屋の中に、血潮に染んでそのまゝにしてあります。しかも、死骸の側には鋭利な
草苅鎌
(
くさかりがま
)
が一梃。
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
蜀黍粒
(
もろこしつぶ
)
落
(
おつこ
)
つてあんすぞ、さうすつと
此處
(
ここ
)
へ
引
(
ひ
)
つ
懸
(
か
)
けたの
又
(
また
)
何處
(
どこ
)
へか
持
(
も
)
つてつちやつたな」
被害者
(
ひがいしや
)
はいつた。
巡査
(
じゆんさ
)
は
首肯
(
うなづ
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それで
被害者
(
ひがいしや
)
の
方
(
はう
)
の
噺
(
はなし
)
も
極
(
きま
)
つたのだから
此
(
こ
)
の
上
(
うへ
)
は
警察
(
けいさつ
)
の
手加減
(
てかげん
)
に
俟
(
ま
)
つより
外
(
ほか
)
に
道
(
みち
)
は
無
(
な
)
いのであるが、
不在
(
ふざい
)
であつた
主人
(
しゆじん
)
は
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
も
歸
(
かへ
)
らない。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“被害者”の解説
被害者(ひがいしゃ)とは「犯罪により害を被った者」(刑事訴訟法230条)および事件・事故・災害などにおいて害を被った者。
自然災害を被った者については「被災者」に記述。
(出典:Wikipedia)
被
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
害
常用漢字
小4
部首:⼧
10画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“被害”で始まる語句
被害
被害民
被害妄想
被害地
被害區域
被害妄念
被害状況