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被下度候
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くだされたくさふらふ
命有らん限は此の
苦艱を
脱れ
候事愜はぬ身の悲しさは、如何に
致候はば
宜きやら、御推量
被下度候。
この
命題の
下に見るにまかせ聞くにまかせ、
且は思ふにまかせて
過現来を問はず、われぞ
数かくの歌の
如く
其時々の
筆次第に
郵便はがきを
以て
申上候間願はくは
其儘を
紙面の一
隅に
御列べ
置被下度候
是のみは
御憎悪の中にも
少は
不愍と
思召被下度、かやうに
認め
居り
候内にも、涙こぼれ候て
致方無く、覚えず
麁相いたし候て、かやうに紙を
汚し申候。
御容し
被下度候。