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衡
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はかり
ふりがな文庫
“
衡
(
はかり
)” の例文
死人の
業
(
ごう
)
を
秤
(
はか
)
る
衡
(
はかり
)
の上に狗頭猴が坐し、法律の印したる鳥羽と死人の心臓が同じ重さなるを確かめてこれを親分のトットに報ずるところだ。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
稀有
(
けう
)
の徴税法 ここに一つ
可笑
(
おかし
)
い事がある。大蔵省でマルを量る
衡
(
はかり
)
がおよそ二十種ばかりある。それから麦、小麦、豆等を量る
枡
(
ます
)
も三十二種ある。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
しかし
知能
(
マインド
)
とか
霊魂
(
スピリット
)
とかいうものは、すべて無形のもので、からだのように物さしで長さを計ったり、
衡
(
はかり
)
で目方を量ったりすることのできぬものであるから
貧乏物語
(新字新仮名)
/
河上肇
(著)
で、利害を
衡
(
はかり
)
にかけて見ると、結局、利の方が少いので、従って、子供を持つのは望ましくないということになる。母親たちはそれを大胆に露骨に口に出しています。
クロイツェル・ソナタ:01 クロイツェル・ソナタ
(新字新仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
砂利
(
じゃり
)
や
玉石
(
たまいし
)
は玉川
最寄
(
もより
)
から来るが、
沢庵
(
たくあん
)
の
重石
(
おもし
)
以上は上流
青梅
(
あおめ
)
方角から来る。一貫目一銭五厘の
相場
(
そうば
)
だ。
択
(
えら
)
んだ石を
衡
(
はかり
)
にかけさせて居たら、
土方体
(
どかたてい
)
の男が通りかゝって眼を
瞪
(
みは
)
り
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
いつまでも
衡
(
はかり
)
を水平に保ちながら、とほうもない足拍子をとることもできた。
エリザベスとエセックス
(新字新仮名)
/
リットン・ストレイチー
(著)
これは算術からいっても
明瞭
(
めいりょう
)
じゃないか! あの肺病やみの、愚劣で、意地悪な婆あの命が、社会一般の
衡
(
はかり
)
にかけてどれだけの意味があると思う? しらみか油虫の生命となんの選ぶ所もない、いや
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
衡
(
はかり
)
のもなか手にとりて秤れば、垂るゝヘクト,ルの
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
バタを収税する時分にもその通り二十種位の
衡
(
はかり
)
を用います。まず収入する時はそういうふうですけれども、
其品
(
それ
)
を売る時分には決して大きい枡を用いない。平均の枡よりか少し小さいのを用いる。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
其時ヂュウス*黄金の
衡
(
はかり
)
取り出し、皿の中
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
分銅及び羊毛をのせて
衡
(
はかり
)
を均くし
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
衡
常用漢字
中学
部首:⾏
16画
“衡”を含む語句
均衡
平衡
権衡
權衡
論衡
衡門
衡器
藤原秀衡
重力平衡圏
大江匡衡
平衡状態
杜衡
公衡
秀衡
重衡
銓衡
泰衡
匡衡
頭中将重衡
基衡
...