“重衡”の読み方と例文
読み方割合
しげひら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「昔平ノ重衡しげひらは、囚人めしゅうどとして東海道を、関東へ降る道すがら、何んとかいううまやじで白拍子の千寿と……で、わしも……行こう、亀千代」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
町ともつかず村ともつかないひなびた家並がある。ここは重衡しげひらの東下りのとき、鎌倉で重衡に愛された遊女千手せんじゅの前の生れた手越たごしの里だという。
東海道五十三次 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
治承四年の十二月二十八日、本三位中将重衡しげひらは、父清盛の命によって南都を攻め、東大寺の大伽藍だいがらんを焼いて了った。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)