しよう)” の例文
南無三寶なむさんばうした。ぶく/\のし/\と海坊主うみばうず。が——あゝ、これ元來ぐわんらい懸念けねんした。みちしようにあたつたり。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
甲府から東海道に出る鎌倉往還のしように当つてゐて、北面富士の代表観望台であると言はれ、ここから見た富士は、むかしから富士三景の一つにかぞへられてゐるのださうであるが、私は
富嶽百景 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
たゞ、いさゝかみづかやすんずるところがないでもないのは、柳田やなぎださんは、もつてそのしようあたるのだが、わたしはう間接かんせつで、よりにつたかくで、按摩あんまかみをもませてるのは家内かない
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)