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薄色
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うすいろ
ふりがな文庫
“
薄色
(
うすいろ
)” の例文
この方が、三つ四つ、さよう、……どうかすると五つぐらい
年紀下
(
としした
)
で。
縞
(
しま
)
のきものを着ている。円髷のは、小紋か、無地かと思う
薄色
(
うすいろ
)
の小袖です。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
まアどうも
恟
(
びっく
)
りしますねえ、
珊瑚樹
(
さんごじゅ
)
の
薄色
(
うすいろ
)
で結構でございますねえ、私などはとても指す事は出来ませんねえ、これを頭へ指そうと思うと頭を見て笄が駈出してしまいますよ
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
見も知らず、聞きも習はぬ人々の
人傳
(
ひとづて
)
に送る
薄色
(
うすいろ
)
の折紙に、我を
宛名
(
あてな
)
の哀れの
數々
(
かず/\
)
。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
此の三人を正面にして、少しさがりて
左手
(
ゆんで
)
には一様に
薄色
(
うすいろ
)
裾模様
(
すそもよう
)
の三枚がさね、
繻珍
(
しゆちん
)
の丸帯、髪はお
揃
(
そろひ
)
の
丸髷
(
まるまげ
)
、絹足袋に
麻裏
(
あさうら
)
と云ふいでたちの淑女四五人ずらりと立ち列ぶは外交官の夫人達。
燕尾服着初めの記
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
薄色
(
うすいろ
)
の青き
眼
(
め
)
がねをかけたる女
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
この
歸途
(
かへり
)
に、
公園
(
こうゑん
)
の
木
(
き
)
の
下
(
した
)
で、
小枝
(
こえだ
)
に
首
(
くび
)
をうなだれた、
洋傘
(
パラソル
)
を
疊
(
たゝ
)
んだばかり、バスケツト
一
(
ひと
)
つ
持
(
も
)
たない、
薄色
(
うすいろ
)
の
服
(
ふく
)
を
着
(
つ
)
けた、
中年
(
ちうねん
)
の
華奢
(
きやしや
)
な
西洋婦人
(
せいやうふじん
)
を
視
(
み
)
た。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お
米
(
よね
)
さんの
薄色
(
うすいろ
)
の
袖
(
そで
)
、
紫陽花
(
あぢさゐ
)
、
紫
(
むらさき
)
の
花
(
はな
)
も……お
米
(
よね
)
さんの
素足
(
すあし
)
さへ、きつぱりと
見
(
み
)
えました。
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“薄色”で始まる語句
薄色縮緬
薄色髪
薄色綸子
薄色魚子