“薄色”の読み方と例文
読み方割合
うすいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この方が、三つ四つ、さよう、……どうかすると五つぐらい年紀下とししたで。しまのきものを着ている。円髷のは、小紋か、無地かと思う薄色うすいろの小袖です。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まアどうもびっくりしますねえ、珊瑚樹さんごじゅ薄色うすいろで結構でございますねえ、私などはとても指す事は出来ませんねえ、これを頭へ指そうと思うと頭を見て笄が駈出してしまいますよ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
見も知らず、聞きも習はぬ人々の人傳ひとづてに送る薄色うすいろの折紙に、我を宛名あてなの哀れの數々かず/\
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)