莊嚴さうごん)” の例文
新字:荘厳
さらにくすんだあかけやきこずゑにも微妙びめう色彩しきさい發揮はつきせしめて、ことあひだまじつたもみぢ大樹たいじゆこれえないこずゑ全力ぜんりよく傾注けいちゆうしておどろくべき莊嚴さうごん鮮麗せんれいひかり放射はうしやせしめた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
修道院の莊嚴さうごんな、神祕しんぴ清淨せいじやう雰圍氣ふんゐきが私のすべてを薫染くんせんつくしてゐたのであつた。
処女作の思い出 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
司祭しさいの肩なる鉤鈕かぎぼたんの如く、いろ燦爛さんらんたる寶玉ほうぎよくちりばめたる莊嚴さうごんに似たるを知る。
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
莊嚴さうごんや。——そのみすくひに
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)