トップ
>
若干金
>
なにがし
ふりがな文庫
“
若干金
(
なにがし
)” の例文
が、
袷
(
あわせ
)
に羽織で身は軽し、
駒下駄
(
こまげた
)
は新しし、為替は取ったし、ままよ、
若干金
(
なにがし
)
か貸しても
可
(
い
)
い。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
腹掛のかくしへ
若干金
(
なにがし
)
かをぢやらつかせ、弟妹引つれつゝ好きな物をば何でも買への大兄樣、大愉快の
最中
(
もなか
)
へ正太の飛込み來しなるに、やあ正さん今お前をば探して居たのだ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
柳を植えた……その柳の
一処
(
ひとところ
)
繁った中に、清水の
湧
(
わ
)
く井戸がある。……大通り
四
(
よ
)
ツ
角
(
かど
)
の郵便局で、東京から組んで
寄越
(
よこ
)
した
若干金
(
なにがし
)
の
為替
(
かわせ
)
を
請取
(
うけと
)
って、
三
(
み
)
ツ
巻
(
まき
)
に
包
(
くる
)
んで、ト
先
(
ま
)
ず懐中に及ぶ。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
真一文字に駆けて人中を抜けつ
潜
(
くぐ
)
りつ、筆屋の店へをどり込めば、三五郎は
何時
(
いつ
)
か店をば売しまふて、腹掛のかくしへ
若干金
(
なにがし
)
かをぢやらつかせ、弟
妹
(
いもと
)
引つれつつ好きな物をば何でも買への
大兄様
(
おほにいさん
)
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
愛吉さん、お前が酒と連立ったんじゃ、
向上
(
のっけ
)
から鴨川で
対手
(
あいて
)
になってくれやしない、序幕に出した
強談場
(
ゆすりば
)
だし、
若干金
(
なにがし
)
かこっちから持込というのだから、役不足だったろう、まあ飲むが
可
(
い
)
い
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
眞
(
ま
)
一
文字
(
もんじ
)
に
驅
(
か
)
けて
人中
(
ひとなか
)
を
拔
(
ぬ
)
けつ
潜
(
くゞ
)
りつ、
筆屋
(
ふでや
)
の
店
(
みせ
)
へをどり
込
(
こ
)
めば、三五
郎
(
らう
)
は
何時
(
いつ
)
か
店
(
みせ
)
をば
賣仕舞
(
うりしま
)
ふて、
腹掛
(
はらがけ
)
のかくしへ
若干金
(
なにがし
)
かをぢやらつかせ、
弟妹
(
おとうといもと
)
引
(
ひき
)
つれつゝ
好
(
す
)
きな
物
(
もの
)
をば
何
(
なん
)
でも
買
(
か
)
への
大兄樣
(
おあにいさん
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“若干”で始まる語句
若干
若干里
若干銭
若干個
若干宛
若干日
若干錢