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腰部
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ようぶ
ふりがな文庫
“
腰部
(
ようぶ
)” の例文
彼を
喝
(
かつ
)
せし
怒
(
いかり
)
に任せて、
半
(
なかば
)
起したりし
体
(
たい
)
を投倒せば、
腰部
(
ようぶ
)
の
創所
(
きずしよ
)
を強く
抵
(
あ
)
てて、
得堪
(
えた
)
へず
呻
(
うめ
)
き苦むを、不意なりければ満枝は
殊
(
こと
)
に
惑
(
まど
)
ひて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
上塗
(
うわぬり
)
をせぬ
土蔵
(
どぞう
)
の
腰部
(
ようぶ
)
に
幾個
(
いくつ
)
の
孔
(
あな
)
があって、孔から一々縄が下って居る。其縄の一つが動く様なので、眼をとめて見ると、其縄は蛇だった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
それは石灰粉が毛根に付くと、毛が固まるからだそうで、胸とか
腰部
(
ようぶ
)
を見なければ、男女の差は殆んどわからなかった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
生理的から
観
(
み
)
ても、女の肉体は男より支持力に
堪
(
た
)
えがたい、乳房の重み、
腰部
(
ようぶ
)
の
豊満
(
ほうまん
)
、腹部も男より複雑であります。
女性の不平とよろこび
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
どの様な美女の
腰部
(
ようぶ
)
の曲線も、或はどの様な彫刻家の創作も、この世界の曲線美には比べることが出来ません。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
まだ扉のハンドルを
外
(
はず
)
さないうちに、背中から
腰部
(
ようぶ
)
へかけて、蜂の巣のように銃弾の穴があけられること間違いがないのであったが、金博士には、それが一向筋道どおり
搬
(
はこ
)
ばない。
大使館の始末機関:――金博士シリーズ・7――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その小さく肥えた肉躰は、乳房と
腰部
(
ようぶ
)
だけが発達し、そこだけが生きて動いているようにみえた。脂肪で
襞
(
ひだ
)
のできたまるい腹。骨盤の極端なひろがり。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
ガラス箱の中には、等身大の若い女が、
腰部
(
ようぶ
)
を白布に
蔽
(
おお
)
われて、全裸の姿を
曝
(
さら
)
していた。
悪魔の紋章
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そして彼女たちは、
腰部
(
ようぶ
)
前面の
或
(
あ
)
る部分をひたひたと手で
叩
(
たた
)
く、という場面は極めて尋常に見ることができた。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
腰
常用漢字
中学
部首:⾁
13画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
“腰”で始まる語句
腰
腰掛
腰衣
腰巾着
腰元
腰障子
腰骨
腰巻
腰間
腰蓑