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繼
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まゝ
ふりがな文庫
“
繼
(
まゝ
)” の例文
新字:
継
詳
(
くは
)
しく申上げなければわかりません。勇太郎樣は亡くなつた先の御新造さんの御子さんで、今のお君さんとは
繼
(
まゝ
)
しい仲で御座います。
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
十
年
(
ねん
)
ばかり
前
(
まへ
)
にうせたる
先妻
(
せんさい
)
の
腹
(
はら
)
にぬひと
呼
(
よ
)
ばれて、
今
(
いま
)
の
奧樣
(
おくさま
)
には
繼
(
まゝ
)
なる
娘
(
こ
)
あり、
桂次
(
けいじ
)
がはじめて
見
(
み
)
し
時
(
とき
)
は十四か三か、
唐人髷
(
とうじんまげ
)
に
赤
(
あか
)
き
切
(
き
)
れかけて
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
もし世の最も
劣
(
おと
)
れる人々、チェーザレと
繼
(
まゝ
)
しからず、あたかも母のわが兒におけるごとくこまやかなりせば 五八—六〇
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
奧へ入つて見ると、後添のお國は、
繼
(
まゝ
)
しい二番目娘お雪の部屋で、床の中に入つたまゝ、見事に喉笛を
貫
(
つらぬ
)
かれて死んでをりました。
銭形平次捕物控:129 お吉お雪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
今の奧樣には
繼
(
まゝ
)
なる
娘
(
こ
)
あり、桂次がはじめて見し時は十四か三か、
唐人髷
(
たうじんまげ
)
に赤き切れかけて、姿はおさなびたれども母のちがふ子は何處やらをとなしく見ゆるものと氣の毒に思ひしは
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
〔チェーザレと
繼
(
まゝ
)
しからず〕皇帝と爭はず
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
取締の大事な隱居は癈人で、母親は
繼
(
まゝ
)
しい仲、父親は義理がうるさいのと稼業に忙しいので、娘の身持などを考へてやる暇も無かつたのです。
銭形平次捕物控:286 美男番附
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「後添でいらつしやる、若殿樣とは
繼
(
まゝ
)
しい仲だが、至つてお
睦
(
むつ
)
まじい。奧方には今年十九になる若葉樣といふ、それは/\お綺麗なお孃樣がある」
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
藤屋萬兵衞の後妻で、年が二十以上も違ふお
乃枝
(
のえ
)
といふのは、御新造と言はれても不思議のない若さで、一人つ子の萬吉にも
繼
(
まゝ
)
しい中だつたのです。
銭形平次捕物控:108 がらツ八手柄話
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
調べて見るが宜い。繼母との仲が良いか惡いか、金の要ることは無いか、騷ぎのあつた時刻に、本當に風呂に行つてゐたかどうか、
繼
(
まゝ
)
しい仲でも、親を
銭形平次捕物控:147 縞の財布
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
若殿時之助樣御命を縮めたいと思ふものは、當屋敷内に、
繼
(
まゝ
)
しい奧方お勇樣の外にある筈はない——と仰しやる
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
さう
應
(
こた
)
へたのは、母親のお源です。若旦那の宗太郎とは
繼
(
まゝ
)
しい仲ですが、精力的で押が強さうで、上總屋の奧で勢力を
揮
(
ふる
)
つて居ることには疑ひもありません。
銭形平次捕物控:202 隠し念仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「耻しいことですが、
繼
(
まゝ
)
しい仲の私の不行屆でございます。加納屋の總領を、あんな不身持にしてしまつて」
銭形平次捕物控:247 女御用聞き
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
たつた一人の御跡取時之助樣の御壽命を
呪
(
のろ
)
はれ、殿御腹立ちも
尤
(
もつと
)
も至極だが、
繼
(
まゝ
)
しき仲を疑はれて生害して身の
潔白
(
けつぱく
)
を示された、奧樣の御心中もお
悼
(
いた
)
はしい。
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
亭主
(
やど
)
の連れ
娘
(
こ
)
で私には
繼
(
まゝ
)
しい仲ですよ。片輪者のくせに
妬
(
ねた
)
み根性が強いから、お菊位は殺し兼ねません」
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「親分、——
繼
(
まゝ
)
しい仲には違ひないが、この女は、そんな大それたことの出來る女ぢやありませんよ」
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
、身に代へて守り通しました。私とは
繼
(
まゝ
)
しい仲のお君に渡すまでは、私は夫の遺言状を、誰にも見せずにそつとしまひ込んで、萬々一にも落度のないやうにしました
銭形平次捕物控:287 血塗られた祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
今の内儀とは
繼
(
まゝ
)
しい仲のお菊といふ十七になるのが、昨夜の十五夜のお月樣を見るんだと言つて、裏の物干臺に登り、どう間違つたか、足を踏み外して、
逆樣
(
さかさま
)
に落ち
銭形平次捕物控:230 艶妻伝
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
殺された小左衞門とは
繼
(
まゝ
)
しい仲ですが、小左衞門には本當の子がなかつたので、自分の子のやうに大事に育てて來た——と、これはお春も番頭達も、近所の衆の噂も一致して居ります。
銭形平次捕物控:221 晒し場は招く
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
内儀のお
輝
(
てる
)
には
繼
(
まゝ
)
しい仲ですが、——娘のお幾、あとは下男の磯松、これは二十五の男盛り、
庭掃
(
にはは
)
きの爺やの五十五になる與八、これは近在の百姓で、殘るのは十九になる下女のお崎だけ
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「この家のお内儀さんは後添で、——死んだ娘とは
繼
(
まゝ
)
しい仲だつたな」
銭形平次捕物控:208 青銭と鍵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
繼
(
まゝ
)
しい中ですもの、それはね——」
銭形平次捕物控:048 お藤は解く
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
繼
部首:⽷
20画
“繼”を含む語句
繼母
繼娘
見繼
繼子
受繼
繼竿
繼合
繼續
繼穗
矢繼早
繼々
繼敢
繼母御前
繼松
繼棹
繼橋
繼承者
繼母御
語繼
繼父
...