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あみめ
ふりがな文庫
“
編目
(
あみめ
)” の例文
「俺はこれを搜してゐたんだ。お吉の
喉
(
のど
)
を締めたは、絹のくけ紐ぢやなくて、丈夫な眞田紐に違ひない。死骸の首には眞田の
編目
(
あみめ
)
がはつきり殘つてゐた。——お前も見た筈だ」
銭形平次捕物控:129 お吉お雪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
編針
(
あみばり
)
の上に、
拵
(
こしら
)
へかけてゐる財布の
編目
(
あみめ
)
の上に、集中しようとした——たゞ自分の手にある仕事の事だけを考へ、膝の上にある銀色の
南京玉
(
なんきんだま
)
と絹絲ばかりを見てゐようと思つたのである。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
暮
(
あつ
)
い
日
(
ひ
)
は
笠
(
かさ
)
の
編目
(
あみめ
)
を
透
(
とほ
)
して
女
(
をんな
)
の
顏
(
かほ
)
に
細
(
ほそ
)
い
強
(
つよ
)
い
線
(
せん
)
を
描
(
ゑが
)
く。
女
(
をんな
)
の
顏
(
かほ
)
は
窶
(
やつ
)
れて
居
(
ゐ
)
た。
子
(
こ
)
は
概
(
おほむ
)
ね
眠
(
ねむ
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
耳
(
みゝ
)
もとで
鳴
(
な
)
る
太皷
(
たいこ
)
の
喧
(
やかま
)
しい
音
(
おと
)
とお
袋
(
ふくろ
)
の
唄
(
うた
)
ふ
聲
(
こゑ
)
とがいつとはなしに
誘
(
さそ
)
つたのであつたかも
知
(
し
)
れぬ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「俺はこれを捜していたんだ。お吉の
喉
(
のど
)
を絞めたのは、絹のくけ紐じゃなくて、丈夫な真田紐に違いない。死骸の首には真田の
編目
(
あみめ
)
がはっきり残っていた。お前も見たはずだ」
銭形平次捕物控:129 お吉お雪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
編
常用漢字
小5
部首:⽷
15画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“編”で始まる語句
編輯
編
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編成
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