“あみめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
編目57.1%
網目42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あつかさ編目あみめとほしてをんなかほほそつよせんゑがく。をんなかほやつれてた。おほむねむつてた。みゝもとで太皷たいこやかましいおととおふくろうたこゑとがいつとはなしにさそつたのであつたかもれぬ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「俺はこれを捜していたんだ。お吉ののどを絞めたのは、絹のくけ紐じゃなくて、丈夫な真田紐に違いない。死骸の首には真田の編目あみめがはっきり残っていた。お前も見たはずだ」
地面には梢の網目あみめをのがれた光線が散乱しながら落ちていた。密林の彼方かなたで、太陽がすでに登り始めたのであろう。樹々は新芽を立てながら同時に古びた葉を梢から散らしていた。
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)