“編目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あみめ80.0%
くみめ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「俺はこれを搜してゐたんだ。お吉ののどを締めたは、絹のくけ紐ぢやなくて、丈夫な眞田紐に違ひない。死骸の首には眞田の編目あみめがはつきり殘つてゐた。——お前も見た筈だ」
編針あみばりの上に、こしらへかけてゐる財布の編目あみめの上に、集中しようとした——たゞ自分の手にある仕事の事だけを考へ、膝の上にある銀色の南京玉なんきんだまと絹絲ばかりを見てゐようと思つたのである。
韻律もなく調子はづれに銀の踵鉄そこがねが鳴つた。編目くみめの解けた黒髪が白い顔にパラパラと落ちかかつた。