“踵鉄”の読み方と例文
読み方割合
そこがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ黎明しののめの頃ほひ、赤長靴の踵鉄そこがねが目につけばそこには必らずピドールカが情人のペトゥルーシャと甘いささやきを交はしてゐたわけぢや。
雄々しい口髭を捻つて、靴の踵鉄そこがねの音も勇ましく踊りだしたものぢや! そのまた踊り方といつたら、両脚がまるで、女の手に𢌞される紡錘つむそつくりで
靴の踵鉄そこがねの音も高らかに、鏡を片手で前にささへたまま、好きな自分の唄を口吟くちずさみながら踊りだした。