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締殺
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しめころ
締殺したるに相違なきやと申さるれば彌吉は
愼んで
首を上仰の通り老母儀長々の病氣なる故此者
看病致さん事を
五月蠅存じ人知れず締殺し候に相違之なく然るを
これはお
客さまの
御馳走ですから
仕方が
無いと
思ひましたが、
近所のお
家では、
鬪鷄や
鷄を
締殺して
煮て
食ふといふことをよくやりました。
村には
隨分惡戲の
好きな
人達がありました。
シカシそう
為ようとするには良心を
締殺さなければならん。
主殺しには之無と云は何事ぞや此上如何なる御
叱りを
蒙りやせんと
皆々安き心も無き所に越前守殿には大いに
不審られ是吉兵衞久八ことは千太郎を
締殺したる趣きを
締殺せしと
自訴仕つりしと雖も
全く
殺したるに非ず千太郎事一
體幼少の頃より持病に
癲癇有之候故其場にて右の病ひ
差發り候儀と存じられ候且つ又千太郎儀は久八の恩義を