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素生
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すじやう
ふりがな文庫
“
素生
(
すじやう
)” の例文
既にして
夜行太
(
やぎやうた
)
等は、お夏が
儔
(
たぐひ
)
多からぬ美女たるをもて、ふかく歓び、まづその
素生
(
すじやう
)
をたづぬるに、勢ひかくの如くなれば、お夏は隠すことを得ず、都の
歌妓
(
うたひめ
)
なりける由を、あからさまに
報
(
つ
)
げしかば
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
偖
(
さて
)
も
管伴
(
ばんたう
)
忠兵衞は歸ると其儘今日の
始末
(
しまつ
)
を
落
(
おち
)
なく話したりけるに
主個
(
あるじ
)
夫婦
(
ふうふ
)
はほゝ
笑
(
ゑ
)
み
容貌
(
きりやう
)
許
(
ばか
)
りか
心操
(
こゝろばえ
)
も又其
素生
(
すじやう
)
も
勝
(
すぐれ
)
たる女で有らば言分なし追て
𫥇人
(
なかうど
)
を立表向
遣
(
つか
)
はすなれど
善
(
ぜん
)
は
急
(
いそ
)
げ且は
一子
(
せがれ
)
にも安心を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
打ち
如何
(
いかに
)
懷中
(
ふところ
)
育
(
そだち
)
といへ
何故
(
なぜ
)
云々
(
これ/\
)
とは言ずして思ひ
惱
(
なやみ
)
し
愚
(
おろか
)
さよ今まで
夜歩行
(
よあるき
)
一つせず親孝行な長三郎
設
(
も
)
し氣に入し者あつて
素生
(
すじやう
)
正
(
たゞ
)
しく心立の
能
(
よき
)
者あらば
賤
(
いやし
)
き勤の藝者にもあれ娼妓にもあれ又は
如何
(
いか
)
なる
身分
(
みぶん
)
よき人の娘は言も更なり
賤
(
いやし
)
き者の娘なりとも金に
飽
(
あか
)
して
貰
(
もら
)
ひ取り
嫁
(
よめ
)
に爲んと思ひしに今日
計
(
はから
)
ずも
氣
(
き
)
に入た女を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“素生”で始まる語句
素生調