“すじやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:スジヤウ
語句割合
素性66.7%
素姓26.7%
素生6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じくば名ある武士の末にてもあらばいざしらず、素性すじやうもなき土民郷家の娘に、茂頼斯くて在らん内は、齋藤の門をくゞらせん事思ひも寄らず
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
増屋の嫁にならうといふ娘の耳に、あつしの素姓すじやうを知らせたくはありません。——それにあの東作の仕事振りを、あつしはよく知つて居ります。
さて管伴ばんたう忠兵衞は歸ると其儘今日の始末しまつおちなく話したりけるに主個あるじ夫婦ふうふはほゝ容貌きりやうばかりか心操こゝろばえも又其素生すじやうすぐれたる女で有らば言分なし追て𫥇人なかうどを立表向つかはすなれどぜんいそげ且は一子せがれにも安心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)