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竜王
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りゅうおう
ふりがな文庫
“
竜王
(
りゅうおう
)” の例文
旧字:
龍王
それは
何
(
なん
)
でも
猿
(
さる
)
の
気
(
き
)
に
入
(
い
)
りそうなことを
言
(
い
)
って、
竜王
(
りゅうおう
)
さまの
御殿
(
ごてん
)
のりっぱで、うまいもののたくさんある
話
(
はなし
)
をして、
猿
(
さる
)
が
来
(
き
)
たがるような
話
(
はなし
)
をするのさ。
くらげのお使い
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「うん。」藤吉はわれに返ったように、「下手の考え休みに到る、か。」と、ぱちりと置く
竜王
(
りゅうおう
)
の一手。
釘抜藤吉捕物覚書:02 梅雨に咲く花
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
嚇
(
おど
)
すやら、
賺
(
すか
)
すやら、いろいろ手を尽して桜井へ帰って貰おうと致しましたが、叔母は、『わしもこの年じゃで、
竜王
(
りゅうおう
)
の御姿をたった一目拝みさえすれば、もう往生しても本望じゃ。』
竜
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
住吉
(
すみよし
)
の
御社
(
みやしろ
)
のほうへ向いてこう叫ぶ人々はさまざまの願を立てた。また
竜王
(
りゅうおう
)
をはじめ大海の諸神にも源氏は願を立てた。いよいよ雷鳴ははげしくとどろいて源氏の居間に続いた廊へ落雷した。
源氏物語:13 明石
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
わたしはくらげといって
竜王
(
りゅうおう
)
の
御家来
(
ごけらい
)
さ。
今日
(
きょう
)
はあんまりお
天気
(
てんき
)
がいいので、うかうかこの
辺
(
へん
)
まで
遊
(
あそ
)
びに
来
(
き
)
たのですが、なるほどこの
猿
(
さる
)
が
島
(
しま
)
はいい
所
(
ところ
)
ですね。
くらげのお使い
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
さめた時に源氏は驚きながら、それではあの暴風雨も海の
竜王
(
りゅうおう
)
が美しい人間に心を
惹
(
ひ
)
かれて自分に見入っての
仕業
(
しわざ
)
であったと気がついてみると、恐ろしくてこの家にいることが堪えられなくなった。
源氏物語:12 須磨
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
ある
時
(
とき
)
竜王
(
りゅうおう
)
のお
后
(
きさき
)
が、ふとしたことからたいそう
重
(
おも
)
い
病気
(
びょうき
)
になりました。いろいろに
手
(
て
)
をつくして、
薬
(
くすり
)
という
薬
(
くすり
)
をのんでみましたが、ちっとも
利
(
き
)
きめがありません。
くらげのお使い
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
“竜王”の意味
《名詞》
竜王 (りゅうおう)
竜族の王。仏教における竜神。法華経では仏法の守護者。
将棋で飛車が成ったもの。成り飛車。竜。
将棋のタイトルの一つ。
(出典:Wiktionary)
“竜王”の解説
龍王、竜王(りゅうおう)は、仏教における人面蛇身の半神ナーガの王"heibonsha-ryuo"(ナーガラージャ)。
または中国の想像上の神獣である龍がインドの影響を受けて人格化され王(封王)とされた神格。
(出典:Wikipedia)
竜
常用漢字
中学
部首:⽴
10画
王
常用漢字
小1
部首:⽟
4画
“竜”で始まる語句
竜
竜胆
竜宮
竜頭
竜巻
竜舌蘭
竜動
竜神
竜燈
竜吐水