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立廻
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たてまわ
ふりがな文庫
“
立廻
(
たてまわ
)” の例文
婆「はい、
狭
(
せも
)
うござえますし、それに殿様が入らっしたって、汚くって坐る処もないが、
上
(
うえ
)
の
藤右衞門
(
とうえもん
)
の
処
(
とこ
)
に
屏風
(
びょうぶ
)
が有りますから、それを
立廻
(
たてまわ
)
してあげましょう」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此
(
この
)
家
(
いへ
)
を
去
(
さ
)
る
事
(
こと
)
十
數町
(
すうちやう
)
の
彼方
(
かなた
)
に、
一帶
(
いつたい
)
の
灣
(
わん
)
がある、
逆浪
(
げきらう
)
白
(
しろ
)
く
岩
(
いわ
)
に
激
(
げき
)
して
居
(
を
)
るが、
其
(
その
)
灣中
(
わんちう
)
、
岩
(
いわ
)
と
岩
(
いわ
)
とが
丁度
(
ちやうど
)
屏風
(
びやうぶ
)
のやうに
立廻
(
たてまわ
)
して、
自然
(
しぜん
)
に
坩※
(
るつぼ
)
の
形
(
かたち
)
をなして
居
(
を
)
る
處
(
ところ
)
、
其處
(
そこ
)
に
大佐
(
たいさ
)
の
後姿
(
うしろすがた
)
がチラリと
見
(
み
)
えた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
相「分らない婆アだな、嬢の事をサ、あすこへちょっと屏風を
立廻
(
たてまわ
)
して、恥かしくないように、宜しいか、それがサ誠に
彼女
(
あいつ
)
が恥かしがって、もじ/\としているだろうから旨くソレ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と
屏風
(
びょうぶ
)
を
立廻
(
たてまわ
)
し、枕元に烟草盆を置いて、床を取って
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞