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穴勝
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あながち
ふりがな文庫
“
穴勝
(
あながち
)” の例文
むろん
人間
(
にんげん
)
には、
賢愚
(
けんぐ
)
、
善悪
(
ぜんあく
)
、
大小
(
だいしょう
)
、
高下
(
こうげ
)
、さまざまの
等差
(
とうさ
)
があるので、
仏教
(
ぶっきょう
)
の
方便
(
ほうべん
)
も
穴勝
(
あながち
)
悪
(
わる
)
いものでもなく、
迷
(
まよ
)
いの
深
(
ふか
)
い
者
(
もの
)
、
判
(
わか
)
りのわるい
者
(
もの
)
には
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
隣の
室
(
へや
)
に忍んでいる時と、あまり区別のないほど落ちついた女だという事を見出した宗助は、それから推して、御米のひっそりしていたのは、
穴勝
(
あながち
)
恥かしがって
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
紅葉は
紅
(
あか
)
いといったところで、
穴勝
(
あながち
)
に紅ばかりではないというそれだけの句である。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
人
(
ひと
)
の
前
(
まへ
)
へ
出
(
で
)
ても、
隣
(
となり
)
の
室
(
へや
)
に
忍
(
しの
)
んでゐる
時
(
とき
)
と、あまり
區別
(
くべつ
)
のない
程
(
ほど
)
落付
(
おちつ
)
いた
女
(
をんな
)
だといふ
事
(
こと
)
を
見出
(
みいだ
)
した
宗助
(
そうすけ
)
は、それから
推
(
お
)
して、
御米
(
およね
)
のひつそりしていたのは、
穴勝
(
あながち
)
耻
(
はづ
)
かしがつて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
穴
常用漢字
小6
部首:⽳
5画
勝
常用漢字
小3
部首:⼒
12画
“穴”で始まる語句
穴
穴蔵
穴倉
穴居
穴守
穴賢
穴籠
穴山梅雪
穴師
穴太