神坂村みさかむら)” の例文
うまるか、かごるか、さもなければあるいてたびをした以前いぜん木曾街道きそかいだう時分じぶんには、とうさんのうまれた神坂村みさかむらえき馬籠まごめひました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
姉夫婦とその娘とは木曾福島きそふくしまから、おじたちはとなり村の吾妻村あずまむらからというふうに、親戚しんせきや古い知り人は郷里の神坂村みさかむらへと集まって来ていました。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
小父をじさんのうちのある木曾福島町きそふくしままち御嶽山おんたけさんちかいところですが、あれから木曽川きそがはについて十ばかりも川下かはしも神坂村みさかむらといふむらがあります。それがとうさんのうまれたむらです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
わたしは郷里の神坂村みさかむらのほうで、久しぶりの姉と落ち合い、その葬式を済まし、父の墓をもともどもとむらいまして、その帰りには木曾福島まで姉といっしょでした。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
長野県、西筑摩郡にしちくまごおり神坂村みさかむら——そこが母たちの住んでいたところです。村はずれの新茶屋しんちゃや芭蕉翁ばしょうおうの句塚がありまして、信濃しなの美濃みのの国境にあたることを旅人に教えるところです。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
馬籠まごめむらはづれには、すぎえたさはさかひにしまして、べつたうげといふ名前なまへちいさなむらがあります。このたうげに、馬籠まごめに、湯舟澤ゆぶねざはと、それだけのさんそん一緒いつしよにして神坂村みさかむらひました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
名も神坂村みさかむら小学校と改められた新校舎の方へかよっている馬籠まごめの子供らだ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)