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硫黄
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ゆわう
ふりがな文庫
“
硫黄
(
ゆわう
)” の例文
泥濘
(
ぬかるみ
)
を
捏返
(
こねかへ
)
したのが、
其
(
そ
)
のまゝ
乾
(
から
)
び
着
(
つ
)
いて、
火
(
ひ
)
の
海
(
うみ
)
の
荒磯
(
あらいそ
)
と
云
(
い
)
つた
處
(
ところ
)
に、
硫黄
(
ゆわう
)
に
腰
(
こし
)
を
掛
(
か
)
けて、
暑苦
(
あつくる
)
しい
黒
(
くろ
)
い
形
(
かたち
)
で
踞
(
しやが
)
んで
居
(
ゐ
)
るんですが。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
硫黄
(
ゆわう
)
の色の
薔薇
(
ばら
)
の花、煩惱の地獄ともいふべき
硫黄
(
ゆわう
)
の色の
薔薇
(
ばら
)
の花、
魂
(
たましひ
)
となり焔となり、おまへが上に舞つてゐるその薪に火をおつけ、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ、
無言
(
むごん
)
の花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
此湯
硫黄
(
ゆわう
)
の気ありて
能
(
よく
)
疥癬
(
しつ
)
の
類
(
るゐ
)
を
治
(
ぢ
)
し、
一時
(
いちじ
)
流行
(
りうかう
)
して人群をなせり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
寂然
(
ひつそり
)
した
日中
(
ひなか
)
の
硫黄
(
ゆわう
)
ヶ
島
(
しま
)
に
陰氣
(
いんき
)
な
音響
(
ひゞき
)
。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“硫黄”の意味
《名詞》
硫黄 (いおう、生薬名などとしてはリュウオウ)
原子番号 16、元素記号 S の非金属元素。単体は、斜方硫黄、単斜硫黄など様々な形態をもつ。
(出典:Wiktionary)
“硫黄”の解説
硫黄(いおう、en: sulfur)は原子番号16番の元素である。元素記号はS。原子量は32.1。酸素族元素のひとつ。固形時は淡黄色で無味無臭。点火すると青色の炎を出し、二酸化硫黄の特異臭を発する。
(出典:Wikipedia)
硫
常用漢字
中学
部首:⽯
12画
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
“硫黄”で始まる語句
硫黄島
硫黄附木
硫黄火
硫黄山
硫黄岳
硫黄嶽
硫黄泉
硫黄色
硫黄華
硫黄ヶ島