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眉
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ま
ふりがな文庫
“
眉
(
ま
)” の例文
いつでも、
跳
(
と
)
びつけるような姿勢と、光る眼と、重厚にむすんだ唇とが、
兜
(
かぶと
)
の
眉
(
ま
)
びさしの下から、前方を
睨
(
ね
)
めあっているだけであった。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何者であるか更に想像は附かぬけれど確かに帽子を
眉
(
ま
)
深に冠り、目には大きな目鏡を掛けて居た様に思われる、通例の人ではなく、他人に認められるを厭う人だと云う事は是だけで分って居る。
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
緑子の頭巾
眉
(
ま
)
深きいとほしみ
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
馬上、
金瓢
(
きんぴょう
)
の下、かぶとの
眉
(
ま
)
びさしに、
陰
(
かげ
)
って見える秀吉の眉にも、こんどは少し、
難
(
むずか
)
しい顔つきが見られた。
年齢
(
とし
)
、このとき四十二。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
咫尺
(
しせき
)
も弁ぜずという濃霧である。ために、旗や馬印からも、兜の
眉
(
ま
)
びさしからも小雨が降っているのと違わないほど、のべつぽたぽたと
雫
(
しずく
)
が落ちていた。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
濃尾のあいだでは一矢も錦旗に
抗
(
むか
)
ってくるものはなく、十一月の寒烈はかぶとの
眉
(
ま
)
びさしに
霰
(
あられ
)
を打ち、弓手も凍るばかりだったが、彼の頬にはたえず自負の信念か微笑かがあった。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
声があったかと思うまに、
黒縅
(
くろおど
)
しに
黒鉄
(
くろがね
)
の
鉢兜
(
はちかぶと
)
を
眉
(
ま
)
ぶかにかぶった偉丈夫を見た。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一方の藤夜叉は、関明神のお
旅所
(
たびしょ
)
のうらに、かがまっていた。笠を
眉
(
ま
)
ぶかに沈め、竹の杖を両手に持って、石垣の下の石の一つに腰かけたまま、もう一歩もあるけないような呼吸をしていた。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“眉(
眉毛
)”の解説
眉毛(まゆげ、英語:eyebrow)とは、目の上部に弓状に生える毛のこと。眉とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
眉
常用漢字
中学
部首:⽬
9画
“眉”を含む語句
眉毛
眉間
眉目
柳眉
焦眉
眉山
眉庇
斉眉
川上眉山
鬚眉
眉宇
愁眉
眉間尺
眉目秀麗
眉色
眉廂
眉尻
眉刷毛
眉尖
眉太
...