“眉色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びしょく88.9%
いろ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三名はさっと眉色びしょくを変えた。わけて伝五は唇のあたりの筋をひっ吊るようにふるわせて、つとその膝へつめ寄った。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、その兄が、酒興ではなく、大勢のまえで、こう苦悶するのを見、何でわれわれに否やがあろう、と一せいに、兄の恋を励ますような眉色びしょくをたたえた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大臣蔡京さいけいは、憂いにみちた眉色いろで、白虎節堂びゃっこせつどうの大臣席に着席している。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)