“蔡京”の読み方と例文
読み方割合
さいけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ようがす、やりましょう! 蔡京さいけいの印でしたら、朱文しゅぶん白文はくぶん、いろいろと以前に彫ったこともあり、印譜いんぷものみこんでおりますから」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ときにこの江州一円の奉行閣下かっかは、蔡得章さいとくしょうなる人で、当代宋朝の権臣、蔡京さいけいの九番目の息子にあたるところから、諸人は彼を
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「案じるには及ばん。近ごろ天下に流行はやッている四家の書体といえば、蘇東坡そとうば黄魯直こうろちょく米元章べいげんしょう蔡京さいけいの四人で、これを宋朝の四大家といっている」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)