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直
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ちよく
ふりがな文庫
“
直
(
ちよく
)” の例文
若し
直
(
ちよく
)
にして
致
(
ち
)
なく、
板
(
はん
)
にして
霊
(
れい
)
ならずんば、又是病なり。故に質を存せんと欲する者は先づ
須
(
すべか
)
らく理径明透して識量宏遠なるべし。
文芸鑑賞講座
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
貴樣
(
きさま
)
等は書物の
蠧
(
むし
)
に成つてはならぬぞ。
春日
(
かすが
)
は至つて
直
(
ちよく
)
な人で、從つて平生も
嚴
(
げん
)
な人である。貴樣等修業に
丁度
(
ちやうど
)
宜しい。
遺教
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
四年には瑞長の長男敬太郎
直
(
ちよく
)
が生れた。「天保四癸巳四月二日誕生、母青木氏女」と云つてある。瑞英の初孫である。此年瑞英四十七歳であつた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「何んと言つても、親分と面と向つちや、頼み憎いんでせうよ。其處へ行くとあつしなんか人間が
直
(
ちよく
)
だから、金を貸せと言へばハイ、
情夫
(
いろ
)
になつてくれと言へばハイ」
銭形平次捕物控:251 槍と焔
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
尾藤孝肇
(
びとうかうてう
)
曰ふ、
律義
(
りちぎ
)
とは
蓋
(
けだ
)
し
直
(
ちよく
)
にして信あるを謂ふと。余謂ふ、孤城を
援
(
えん
)
なきに守るは、谷中將の如くば可なりと。嗚呼中將は忠且つ勇なり、而して孝其の
中
(
うち
)
に在り。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
▼ もっと見る
かのさびしき惣社の村より
直
(
ちよく
)
として前橋の町に通ずるならん。
純情小曲集:02 純情小曲集
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
此日津軽家隠居附たるを以て柳島の下屋敷に
直
(
ちよく
)
してゐて遭難したのである。隠居は出羽守
信順
(
のぶゆき
)
である。渡辺は弘前人の江戸にあつて此地震に死した三人中の一人であつたと云ふ。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
直
(
ちよく
)
として市街に通ずるならん。
純情小曲集:02 純情小曲集
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
“直”の意味
《名詞》
(じき)
(じか)
(あたい/あたえ 歴史的仮名遣い:あたひ/あたへ)古代日本において、県主等に与えられた姓。
(すぐ)将棋の棋譜での用語で、駒をまっすぐ前に進めること。
《形容動詞》
(じき)短い期間のうちに、すぐにと言うわけではないが、そうなるまでに大きな変化はなく。
(出典:Wiktionary)
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
“直”を含む語句
正直
直接
直下
素直
真直
直道
直立
驀直
強直
直衣
眞直
立直
硬直
直角
御直
直後
直面
宿直
直々
直截
...