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目附
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めつき
ふりがな文庫
“
目附
(
めつき
)” の例文
現に今隣に
坐
(
すわ
)
っている二人を見る、マリイの目付も、さっきの唱歌会員を見た
目附
(
めつき
)
と、余り違ってはいないようだと思うのである。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
南の気の毒なものを見るやうな
目附
(
めつき
)
が鏡子には寂しく思はれるのであつた。
帰つてから
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
追々
(
おひ/\
)
馴染
(
なじみ
)
が
度重
(
たびかさな
)
ると、へい、
朝顔
(
あさがほ
)
の
花
(
はな
)
打沈
(
ぶちしづ
)
めたやうに、
襟
(
ゑり
)
も
咽喉
(
のど
)
も
色
(
いろ
)
が
分
(
わか
)
つて、
口
(
くち
)
で
言
(
い
)
ひやうは
知
(
し
)
らぬけれど、
目附
(
めつき
)
なり
額
(
ひたひ
)
つきなり、
押魂消
(
おつたまげ
)
た
別嬪
(
べつぴん
)
が、
過般中
(
いつかぢゆう
)
から、
同
(
おな
)
じ
時分
(
じぶん
)
に、
私
(
わし
)
と
顔
(
かほ
)
を
合
(
あ
)
はせると
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
堀は不安らしい
目附
(
めつき
)
をして、二つの
文書
(
ぶんしよ
)
をあちこち
見競
(
みくら
)
べた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
夢見るような
目附
(
めつき
)
をなさったのを、いまでも忘れずにいます。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
▼ もっと見る
あの色気のある奴が互に見交す
目附
(
めつき
)
だ。あれがして貰いたい。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
「なぜお前そんな心配げな
目附
(
めつき
)
をしているのだい。なんでもないじゃないか。丈夫な時だって、夢に
魘
(
おそ
)
われて飛び起きる事はあるからなあ。」
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
熱心らしい、狡猾そうな
目附
(
めつき
)
をして、2035
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
楊貴妃
(
やうきひ
)
の
酔
(
ゑ
)
つた
目附
(
めつき
)
に変つて
行
(
ゆ
)
く。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
その女の
目附
(
めつき
)
が
如何
(
いか
)
にも心配げなので、学士はわざと
微笑
(
ほほえ
)
んだ。「あした早く行って、
君方
(
きみがた
)
と一しょに
朝食
(
あさしょく
)
を食べよう。」
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
厭な
目附
(
めつき
)
をして、厭な事を言う人ね。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
光を
睨
(
にら
)
み返すやうな
目附
(
めつき
)
をして
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“目附”で始まる語句
目附役
目附衆
目附役迄
目附兼傅役