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目球
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めだま
ふりがな文庫
“
目球
(
めだま
)” の例文
「そらよ、こっちが
旦
(
だん
)
の分。こりゃお源坊のだ。
奥様
(
おくさん
)
はあらが可い、煮るとも
潮
(
うしお
)
にするともして、
天窓
(
あたま
)
を
噛
(
かじ
)
りの、
目球
(
めだま
)
をつるりだ。」
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
活
(
い
)
きた女を慰もうとする畜生等、目にものを見せてやろう、
簪
(
かんざし
)
の先が
尖
(
とが
)
ってるから、憎まれて
怨
(
うら
)
まれて、殺されそうになったらば、
対手
(
あいて
)
の
目球
(
めだま
)
を
突潰
(
つきつぶ
)
して、体だけ逃げれば
可
(
い
)
いと
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お
汁
(
つゆ
)
の
實
(
み
)
の
少
(
すく
)
ないのを、
百間堀
(
ひやくけんぼり
)
に
霰
(
あられ
)
と
言
(
い
)
ふ。
田螺
(
たにし
)
と
思
(
おも
)
つたら
目球
(
めだま
)
だと、
同
(
おな
)
じ
格
(
かく
)
なり。
百間堀
(
ひやくけんぼり
)
は
城
(
しろ
)
の
堀
(
ほり
)
にて、
意氣
(
いき
)
も
不意氣
(
ぶいき
)
も、
身投
(
みなげ
)
の
多
(
おほ
)
き、
晝
(
ひる
)
も
淋
(
さび
)
しき
所
(
ところ
)
なりしが、
埋立
(
うめた
)
てたれば
今
(
いま
)
はなし。
電車
(
でんしや
)
が
通
(
とほ
)
る。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
球
常用漢字
小3
部首:⽟
11画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目前
目標
目貫
目覚
目論見
目下
目論