白木造しらきづく)” の例文
平素は余りに単白たんぱくで色彩の乏しきに苦しむ白木造しらきづくりの家屋や居室全体も、かえってそのために一種いうべからざる明い軽い快感を起させる。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
へやは十じょうばかりの青畳あおだたみきつめた日本間にほんまでございましたが、さりとて日本風にほんふう白木造しらきづくりでもありませぬ。
わたくし先刻せんこくまでんでいた、あの白木造しらきづくりの小屋こやがいつのにかうつされてたことでした。
不図ふとがついてると、むかうのがけすこけずったところ白木造しらきづくりのおみや木葉隠このはがくれにえました。おおきさはやくけんほう屋根やねあつ杉皮葺すぎかわぶき前面ぜんめんいし階段かいだん周囲ぐるり濡椽ぬれえんになってりました。